トイレのしつけについて
今回は、しつけについての情報です。これだけで上手くいくケースもあるでしょうし、上手くいかないケースもあると思います。焦らず、根気よく向き合ってみましょう!
わんちゃんにトイレを教えても、毎回トイレ以外の場所で排泄したり、『ちゃんとトイレでする時もあるけど、失敗する時もある』という声をよく耳にします。
“何度か成功しているから、そのうちできるようになるかな・・”と思われる方も多いかもしれませんが、この場合、わんちゃんはトイレを覚えていないことが多いようです。
では、どのようにして覚えてもらうか、トイレトレーニングのポイントを押さえて、早くトイレを覚えてもらいましょう!!
◎ まず始めに、トイレの環境を見直してみましょう。
① トイレトレーを使う
ペットシーツのみを床においている場合、トイレと床の境界が分からず、ペットシーツをトイレと認識できていないかもしれません。段差のあるトイレトレーなどを使用したり、トイレ自体をサークルで囲んでみましょう。
②トイレの大きさ
トイレからおしっこがはみ出してしまうようであれば、ひとまわり大きいサイズに変えましょう。トイレのサイズが大きいと成功する確率が上がります。
③トイレの場所
トイレをしっかりと覚えるまでは、いつでも目が届くリビングなどに設置しましょう。そうすると、成功したときすぐに褒めてあげることができます。
◎ では、Let’sトイレトレーニング !
トイレトレーニングを始める前に、わんちゃんがおしっこをしたくなるタイミングを知る事でトイレが成功しやすくなります。わんちゃんがおしっこをしたくなるのは、
・ごはんを食べた後
・遊んで運動をした後
・水を飲んだ後
・寝起き ・・・などです。
また、わんちゃんがその場でクルクルとまわったり、床のにおいを嗅いで落ち着かない様子がみられれば、おしっこやウンチのサインです。そのような仕草があれば、すぐにトイレへと誘導しましょう。抱っこをしてトイレへ連れていくのも良いですが、おやつなどを使ってわんちゃんが自分で歩いてトイレへ行くよう誘導できれば更に良いですね。
おしっこのタイミングやサインを把握・予測して、こまめにトイレにつれて行きましょう。子犬であれば、頻繁(出来れば一時間おきくらい)にトイレへ連れて行きましょう。そして、ちゃんと排泄ができたら、すぐに褒めてご褒美をあげます。
※トイレをサークルで囲んでいる場合(トイレサークル)、トイレに入れる時は必ずトイレのドアから入れるようにしましょう。抱っこをしたままトイレの上から降ろすはNGです。そして、サークルへ入ったら中で排泄するまで静かに見守ります。排泄できたらすぐに褒めてご褒美をあげ、サークルから出してあげましょう。
さらに、ご褒美のあとに遊んであげると、
トイレの場所で、おしっこをした → 褒めてもらえて、ご褒美がもらえた!
→ サークルから出してもらえた(トイレサークルの場合)
→ 遊んでもらえた!
と、わんちゃんにとってはイイこと尽くしなため、何度も繰り返すことでトレーニングは成功しやすくなります。うまくできた時は毎回 褒めてあげましょう!!
◎ トイレを失敗した時、してはいけないこと
わんちゃんがトイレを失敗してしまった時、『ダメでしょ!』などの声はかけず、わんちゃんに見えないように静かに片付けます。この時、わんちゃんを他の部屋につれていき片付けたあと、再び何もなかったように部屋へ戻します。これは、トイレを失敗して、大きな声を出したりしてしまうと、“トイレ以外でおしっこをした事に飼い主さんが興味をもってくれた”と勘違いをしてしまい、かまって欲しい時や注目を浴びたい時に、わざとトイレ以外で排泄をしてしまうようになることもあるからです。
また、よく言われる“トイレを失敗したところにわんちゃんの鼻をつけて叱る”という方法は、効果的でない事が多いようです。おしっこをしたことを怒られたと勘違いし、次からおしっこを我慢するようになったり、目に見えないトイレ以外の場所で排泄をするようになる可能性があるからです。
叱られてもわんちゃんには意味が理解できないため、なぜ怒られているのかわかりません。叱る・罰を与えるのはわんちゃんを怖がらせ、また攻撃的にさせてしまうこともあり危険ですので、トイレを失敗してしまっても決して叱らないようにしましょう。